一般のお客様が不動産を購入・売却しようとするとき、殆どのケースで、 不動産仲介業者に購入・売却の仲介業務を依頼し、「 成約 」という成果にいたった場合、その報酬として仲介手数料を支払うという形となります。
【 例外 】
大手不動産会社が新築マンション等を販売する場合、大手ゆえ自社で販売部門、もしくは販売子会社を持っているため、販売窓口はそこに限定されます。売主自身が販売をするので仲介ではなく、よって仲介手数料は発生しません。
では、“この「不動産仲介業」っていったい何をしてくれるの?”という疑問をもたれる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。私自身、この業界で長く仕事をしてきましたが「 不動産仲介業の業務内容とは… 」というマニュアル的なものは少なく、会社によってまちまち、いやそれ以上に個人の営業マンによってまちまち 、というのが現状だと思います。
なぜ、そのような状況になってしまうのか?それは「 不動産仲介業 」 が、“システム・マニュアル等で行う業務”という側面よりも“営業マン個人の能力でその仕事の優劣が決まる業務”という側面を非常に強く持つ業務だから 、というのが私の考えです。
この考え方を的確に表す言葉が不動産業界内でちらほら聞くようになった「 バイヤーズ・エージェント 」という言葉かと思います。“不動産仲介業者が購入者(バイヤー)の代理人(エージェント)となり、不動産取引の手助けをする”という内容が私なりの解釈です。
この“不動産仲介業者≒代理人”という考え方は、不動産の購入者(バイヤー)側に限らず、その相手方の不動産を売却される方にも当てはまるものと考えます。(セイラーズ・エージェントという言葉もあるようですが、あまり聞きません。その訳は… ご興味あれば メール等にてご質問いただければ幸いです。)
*尚、不動産売買に限定した内容で、賃貸に関して下記内容が当てはまるかは分かりません。
前項で、「バイヤーズ・エージェント」という言葉は、“不動産仲介業者が購入者(バイヤー)の代理人(エージェント)となり、不動産取引の手助けをする”という私なりの解釈をお話させて頂きました。
そこで、まずは一般的な「 代理人とは? 」というイメージを押さえてみましょう。 ( ここで言う「 代理人 」は「 法律上の代理権( 親権等 )」ではなく、プロ野球選手の契約交渉等でおなじみの「 代理人 」と思ってください。 )
上記のような内容が、多くの方が持つ 「 代理人 」 に対してのイメージかと思いますが、この内容は不動産を買いたい・売りたいと思われているお客様が、業務を依頼する不動産仲介業者の営業マンに求めるものと殆ど一致するのではないでしょうか。
前述のように、“不動産仲介業者≒代理人”と考えると、不動産仲介業の業務内容が個人の営業マンによってまちまちであり、営業マン個人の能力により、その仕事の優劣が大きく左右されるという側面もご理解いただきやすいのではと思います。
不動産の購入・売却という不動産取引は、個人が一生において取引をする商品の中で最も高価な商品の取引であると思います。
高価であるがゆえに、一生の中でそう頻繁に行う取引ではなく、よって知識・経験が少ない。その知識・経験不足を補うために「 経験豊富な代理人 」に業務を依頼する。
“不動産取引のある程度の部分を任せる「代理人」を選ぶ”という作業は、“良い物件を購入する”“良い条件で不動産を売却する”という良い結果を導くための非常に重要な要素ではないでしょうか。